【紙の月】 

あらためて宮沢りえさんの女優魂を見たような映画でした


ストーリー

どこにでもいるような真面目な主婦が

銀行員の職につき

個人顧客宅廻りでその真面目さと生まれ持った人の良さで信用され

多額のお金を預かる決まり切った毎日の中

得意先廻りの帰り

ショッピングで不足分を
つい預かり金から借りてしまう

「後で返せば…」

それがきっかけ

段々他人の金を誰の金とも思えなくなり

ついには巨額の預金を横領

何が現実か

何が嘘の世界か

その坩堝に埋もれていく




そこいらにいるワタシのような主婦が
手のひらを横切っていく札束に手を出してしまう

返せる額が積み重ねの上

逃げ場を求める為か返せない額まで登りつめてしまう

女優宮沢りえさん
この映画の中で本当に"芸能人"を感じさせないのがスゴイ

普通女優さんが役になりきっても芸能人オーラ感が出ててやっぱり普通の人っぽくなかったりするものを

この方はすっぱ抜いたわ

映画の中のこの方はとても芸能人さを崩してます

かの宮本信子さんを彷彿させました


ストーリーはね個人的に凄く怖かった 

誰でも紙一重でありそうな

ついやってしまいそうな

犯罪語録でよく言うじゃない

ちょっと借りただけ・・・

ワタシ銀行員デナクテヨカッタ・・・